『 処女オークション part1 』
2010年05月14日 16:49
処女オークション part1
処女少女とエッチする権利をオークション形式で競り合うという男の汚らしい性欲まみれのアンダーグラウンド。
会場としては豪華客船がもっぱらだった。
どうせこんな闇市に招待されるのは汚い手口で私腹を肥やした人たちであるが、社会的には立派な肩書きなんかを持っていたりする。
正義の警察官僚が10歳になったばかりの少女をあんあん鳴かせてエッチしていたとは、絶対に世間には知られてはならないだろう。
だから大海に出てしまえば世間と隔絶できる客船を舞台にするのだし、客船ならば進入経路をかなり制限でき、セキュリティを高められるというわけらしい。
その辺りは闇カジノ船と同じだ。
十重二十重のセキュリティで厳重に守られた中で一介のサラリーマンでは目が眩む額の金が転がされている。
もちろん闇カジノ船で勝ちすぎれば命を狙われ、睡眠入りシャンペンを飲まされて海にドボンだ。
闇カジノ船に乗るような人物なら、船に乗るまでの足取りを完全に消して証拠隠滅を謀って当然だ。正規の乗船記録なんかあるわけもないので、船上で眠らされて海に投げ入れられては完全失踪人となってしまうだけなのだ。
というわけで、私たちの船も同じように暗殺の場に使われることが何度かあった。
ポルノ船で暗殺されることを「腹上死」と隠語とす。
社会的タブーながら、なおのこと求めてしまう年端のいかない少女とのエッチに気が入りすぎて逝ってしまったのだと、嘲弄混じりに語られるのだったが、本当に少女と繋がったまま逝ったのか、それとも誰かに逝かされたのかは瞭然としないままに迷宮入りする。
私たち出品少女も「腹上死」という言葉は知っているが、隠語としての意味合いを全ての少女が知っているというわけではない。
一度、こういうことがあった。
落札された少女へ、世話役が落札者を「腹上死」させるようにとの命令と劇薬が入った薬とが渡された。
少女の年齢を考えれば「腹上死」の隠語としての意味合いを知っていても良さそうなものだったが、まともな教育を一度も受けたことのない子供がポルノ船という性的に偏った環境で育てられたものだから、肉体的年齢に反して精神は非常に幼く、なるほど白痴美とはこういうものかと誰もが納得してしまうような少女がそこここにいる。
その落札された少女は、しかし一見すると理知的な感じがあった。
理知的でいて「少女」として異常に完成された魅力を持ち、女の私からしても嫉妬するどころでなく羨望の眼差ししか送りようがなかった。
私たちはポルノ船での暮らしの中、一日中、いかがわしい映像と音声を浴びせ続けられる。
そのためになのか、少女ながら「女」としての成長は早く、そして男を興奮させる嬌声のような声で会話をするようになる。
その落札少女の声は、少女たちの中でも群を抜いて透明感と淫靡ないやらしさを持っていたが、それが汚れを知らない幼い処女少女の口から発せられるのだから、大抵の男はたまらなくなってしまう。
ポルノ船随一の美貌と美声を持ち、他の少女の何倍も手塩に掛けられて育てられた白痴少女を白痴たらしめたのは、本当に唯一の落ち度として「腹上死」の意味を知らぬことであった。
彼女は自分を落札した中年男性をまさしく腹上死させようと、それはそれは盛大にえっちに励み、あらゆる性的技巧を用いて中年男性を死地に追いやろうとした。
ポルノ船が接岸するまでの三日三晩、彼女は死に物狂いで中年男性をイカせ続けた。
だが相手が悪すぎた。
彼女がどれだけの死に物狂いたろうとも、その中年男性の男根を一度秘所に打ち込まれただけで一気に形勢が逆転し、そのまま三日三晩、少女は犯され続けた。
どうして三日三晩も、少女が言葉の意味を理解しきれず盛大にえっちに励みに励んでいると気付かれなかったのか、不思議でならない。
ポルノ船最高の商品・フラッグシップである少女なのに、彼女が三日三晩も中年男性と一つの部屋に入ってきりだったのを誰も気に留めなかったのだろうか。
腹上死したと思われていた中年男性が意気揚々と甲板を歩いている姿が見つけられると、ポルノ船は騒然となった。
中年男性が泊まった部屋に駆け付けると、彼女がしくしくと少女らしく泣いているところを発見されたが、シーツには破瓜の血の跡がはっきりと残り、彼女の前後の穴は精液に溢れていたのだった。
その中年男性は政治界の重鎮として今も生き存えているのだが、その時に彼女が殺してしまっていれば、今の日本はまるで違った景色になっていたと思われる。
一秒一秒ごとに商品価値が落ちていくのを私たちは知っている。
若ければ若いほど商品としての価値は高く、年齢が上がり、目安としては生理が始まった頃には用済みとされてしまう。
世間では初潮が訪れると赤飯を炊いて祝ってもらうらしかったが、ポルノ船では初潮が始まれば用済みだと海に放り投げられてしまう。
皆、歳を取ることを非常に恐れていた。
初潮が始まれば殺されてしまうと脅え、初潮が来ても必死に隠している子もいた。
そんな中で私の生理が始まったのは、ポルノ船最高の商品である彼女が件の中年男性に犯された後に、えっちの味を占めたのか、一人えっちをしているのを目撃した時だ。
彼女は机の角に秘所を擦りつけてえっちをしていた。
「はぁっ…ぅぅっ……あぅっ……、ぃぃ、きもちぃぃ……ぁふぅ……あ、くぅ……」
彼女は物陰に隠れる私に気付かず、さらに勢いを増して秘所を机の角に擦りつける。
「あぅん、いぃぃ……! い、イク、イクイクイク、イクぅぅぅ〜〜〜!!」
ビクビクと体を震わせ、絶頂に達した彼女は床に倒れ伏したが、なおも片手をスカートの中に潜り込ませ、秘所弄りを続ける。
2回戦、3回戦が続けられるのをじっと私は見ていた。
あの清楚で可憐な少女のこんなにも淫乱な姿を見せつけられて、私は自分も濡れ始めているのを感じていた。
でも、ちょっとおかしい。
そう気付いたのは彼女の4回戦が終盤に差し掛かった頃だ。
いくらなんでも、こんなに濡れるなんてことがあるだろうか。
そう思ってワンピースの裾をめくってみると、ショーツを真っ赤に染めて血が脚を伝って落ちてきていた。
私は青ざめ、その場から逃げ出した。
私が初潮を迎えるのと、ポルノ船が裏舞台から姿を消すのとはほぼ同時だった。
初潮を知られることに脅える私に、世話役の人間が下船の予定を伝えた。
いつもだったなら質問すら許されないし、それにも慣れてしまっているのに、私は気が動転していたのか、下船の訳を尋ねた。
世話役の人間は私が質問したことを叱責しようとしたのだったが、それをやめて、代わりに私の頭を撫でてくれた。
「この船での生活はもう終わりだ。アテネ、お前たちは別の場所に移るんだ」
罵声と暴力ばかりの世話役が、その時だけは優しく私に接してくれたのだった。
男の人の大きな手が私の髪を撫で、いつもは無感情な彼の瞳に感情の灯火がともっていた。
「お前たちは? あんたは一緒じゃないの?」
「俺はここまででリストラだ。アテネは容姿が整っているからリストラ候補にはあがってないから安心しろ。不細工な子は、残念ながら俺と一緒にリストラだ」
「リストラって言っても、あんたは仕事見つければいいかもしれないけど」
ちっちっちっ、と世話役は演技じみて指を振る。
こんな愛想を振る舞うような奴だったとは思いもしなかった。
「リストラされる奴はな、今から海にドボンだ」
世話役が言ったように、お世辞にも可愛いとは言えない女の子たちは次々にポルノ船の甲板から蹴り落とされて海に身を落としていった。
風雨の酷い、暗い夜の出来事だった。
少女たちは泣き叫びながら、後ろ手に手を縛られたくらいで海に蹴落とされていく。
どぼん、という落下音が嵐の向こうから耳に響いてくる。
私はあまりの光景に唖然とそれを眺めているしかできなかった。
こんな光景を見せないようにと、いつもなら気を遣ってくれるはずの世話役の男も手を縛られ、甲板の端に立たされていた。
私ははっとして彼の名前を呼んだ。
風雨の中で髪は雨に濡れて額に張り付き、泣いているのかわからないほどの濡れ鼠になっていた世話役の男は、なんでだろうか、こんな時になって私のほうを振り向き、見せたこともない微笑を見せるのだった。
そしてそれを最後に、世話役の男は自ら海に飛び込んでいった。
ポルノ船から移動した私たちの、次の生活の場所になったのは夜汽車の中だった。
あの薄汚い糞政治家野郎が自分が愉しむだけ愉しんだ後、ポルノ船を潰しに動いたらしいことを風の噂に聞いた。
糞政治家野郎に壊された少女が、鈴の声を嗄らしながら夜汽車生活を支えるために性にまみれ、そうこうしていくうちに夜汽車での生活が一年を過ぎた。
そして私は夜汽車の中で、海に身を投じたはずの世話役の男と再会するのだった。
続く
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